今はこどもたちが大きくなってしまったので、していませんが、こどもたちが小さい頃は、懸賞でカブトムシやクワガタムシの幼虫を当てて、よく育てていました。
カブトムシの幼虫を育てていた時のことです。
カブトムシの幼虫はよくある水槽みたいな虫かごに入れて育てていました。
確か2セットあったと思います。
木くずだったか、セットに入っていたものがあり、届いた時にはすでに幼虫が入った状態で届けられたので、あとはえさをかえるだけでした。
夏休み、玄関が涼しいので、玄関においてあったのですが、夜中になると、玄関で何かをボリボリ、ガジガジかじる音がするのです・・・。
いったい、なんの音だろう?とずっと不思議に思っていました。
夜中に聞こえると、かなり不気味です・・・・
こ、これは、怪談・・・?
電気をつけるとおさまるのですが、灯りを消すと、また、がじがじ、ぼりぼり音がします。
な、な、な、なんなの、いったい(涙
こ、怖い・・・
そして、ある日、玄関のすぐ隣のパソコン部屋でパソコン作業をしていた夫が叫びました。
「うおおおおおお!!!家の中にカブトムシがいる!!!!」
なんと、成虫になったカブトムシが、虫かごから脱走して、どうやって移動したのかわかりませんが、パソコン部屋に出現したのです。
あわてて、カブトムシをつかまえて、でも、よく考えると、幼虫を入れるかごはあっても、成虫を入れるかごはなかったので、そのまま逃がしてやりました。
まあ、そこそこ自然があるところだから、なんとか生き延びていくでしょう。
そして、幼虫のいた虫かごを見ると、上に、シートをのせてあったのですが、それをがじがじかじって、ふたをあけて脱走していました。
おそるべし、かぶとむし。
すごい力持ちですね。
そして、夜中のぼりぼりかじる音は、かぶとむしの音だったのね・・・
もう、マジ怖かったんですから。
そして、数日後、再びパソコン部屋で夫が
「うおおおおおお!!!また家の中にカブトムシがいる!!!!」
もう一匹も成虫になって、脱走しました。
ふつうの虫かごではカブトムシをとらえたままにしておくことはできない、とよくわかりました・・・・。
そして、なぜかいつも玄関ではなく、一部屋隣のパソコン部屋で見つかるのです。
どうやって、そこまで行った?
それだけは謎が残りました。
こいつもかわいそうなので、にがしてやりました。
カブトムシと聞くと、その夏の夜の怪談もどきを思い出します。
今となってはいい思い出です。
小さいこどもさんがいる方は、かぶとむしやクワガタムシ、こどもと一緒に育ててみるのもいいと思いますよ。
観察日記を書いたら、夏休みの自由研究にもなりそうですよ!