2年前のお正月から、我が家はネットで買ったおせち料理を楽しむことにしています。2009年のおせち料理でネットで買うのは3回目。
「しょうざん」のおせちは、我が家が初めてネットで買った思い出深いおせち。

我が家がどうして、おせちをネットで買うようになったか、今回はそのお話です。
がんばりすぎるとお正月にダウン
数年前までは我が家もおせち料理を自宅で手作りしていました。ところが、5年前くらいでしょうか、年末の大掃除に、正月の支度にとがんばると、お正月にわたしが寝こんでしまうということが、2年くらい続きました。
せっかくいろいろ準備したのに、お正月に寝こんでしまったのでは、本人がつらいのはもちろん、せっかくの家族団らんの機会なのに、こどもたちもがっかりです。
さすがに2年もそういうことが続くと、もうちょっと手を抜いてもいいから、お正月にみんなで楽しく過ごせた方がいいんじゃないか、ということになりまして。
翌年は、おせち料理をネットで注文してみることにしました。
あれこれ迷った結果、選んだのは、しょうざんのおせち。お値段も手頃で、なにより、重箱に盛り付け済みなので、冷蔵庫で解凍するだけ、という超お手軽おせちです。
できあいのものだと思っていたおせちだったが美味だった
ちなみに、それまでの我が家のおせち料理と言えば、両方の実家からもらってきたそれぞれの煮しめとか、筑前炊きとか、それに我が家で海老を煮付けて、もうちょっとお正月っぽい料理を手作りして、生協で、黒豆・田作り・かまぼこなどを買い足して、というようなものでした。
年末の3日ほどで、買い物と、おせち料理作りと、両方の実家へ行って作る手伝い少し、という感じでした。
今までそうして、自宅や実家のおせちを食べていたので、ネットでできあがったおせちを買うとなると、なんとなくそれって美味しいの?という疑問もありました。
でも、実際におせち料理を食べてみると、とても美味しくて、こんなことなら、もっと早く頼めば良かった!と思いました。
「しょうざん」というのは京都の料亭、よくよく考えると、自宅で作るものよりも美味しくてもおかしくないんですよね。
なんとなく、冷凍のおせちだから、できあいのものだから、と先入観を持っていたので、そんなに美味しいとは驚きでした。
毎年、自分の家でおせちを作ると、普段食べつけていないものが食卓に並ぶし、そもそも年1回くらいしか、そんな料理は作らないので、わたしの料理の腕も上がらず、あまりそうになるのを、無理矢理食べきる、ということも、実は多かったり。
それが、ネットでおせちを買うようになってから、まず、何日も残らなくなりました。正月のお昼で食べきってしまったこともありました。それくらい美味しいんですね。
冷凍おせちで主婦もお正月
それまでおせちを買わなかったのは、美味しいのだろうか、という疑問のほかに、おせちをわざわざ買うなんて、という意識があったことも事実です。
でも手作りにこだわって、寝こんで家族と過ごせなかったら意味ないですよね。
確かに、おせち料理を作って、その料理を次の世代へ伝えていくことも大事でしょう。
しかし、ただでさえ、働く主婦が増えて、急がしくなってきているのに、無理して今までどおりのやり方を続ける必要はないと思うんです。
大事なところはがんばって、そうでもないところはそれなりに手を抜いて。
そもそもおせち料理は、正月三が日、主婦を家事から解放するという意味も含めて作ったものですから、その点から考えると、冷凍おせちを買って、お正月くらいはのんびり過ごすというのは、あながち間違ったことでもないと、わたしは思います。
わたしは、おせち料理を、ネットで買うようになって、本当に、年末からだが楽になりました。また、子どもたちと楽しく過ごす気力・体力も温存できて、助かっています。
そうしたことを教えてくれた「しょうざんのおせち」は、わたしにとって、ある意味記念すべきおせちです。
いつもがんばってる主婦の皆さん、お正月くらいは、肩の力を抜いて、ネットでおせちを注文してのんびりしませんか?
我が家が2007年のお正月に食べたしょうざんのおせちは、値段は1万5千円くらいのものでした。